ORTって何?どれを買ったらいいんだろう?
XではORT、ORTって言ってるけど一体何なの?
こんな風に疑問を頂いている方いらっしゃいませんか?
私もそうでした。アルファベット3文字、おうち英語って略語多すぎません?
「ORT(Oxford Reading Tree)」は、英語学習者にとって非常に人気のある教材で、多読の第一歩として最適です。
今回は、ORTとは何か、どれを選べばいいのか、メリットデメリットまでお伝えします!
ORT(Oxford Reading Tree)って何?
ORTとは、イギリスの小学校で実際に使われている英語のリーディング教材です。
登場人物の家族や友だち、犬のフロッピーが繰り広げる日常的なストーリーが魅力。シリーズで物語が続いていくので、子どもだけでなく大人も楽しめます。
話にオチがついていて、息子は大好きです!
ORTの特長
- レベルごとにしっかり分かれている(Stage 1〜9など)
- 1冊で完結する楽しい話
- 基本的な表現が繰り返しされるので覚えやすい
ORT(Oxford Reading Tree)どのレベルから始めればいいの?
英語初心者の方には、Stage 1+(ステージ1プラス)またはStage 2がおすすめです。
ORT(Oxford Reading Tree)のStage 1は、英語を初めて学ぶ子どもたち向けのリーディング教材の最初の段階です。このStageでは、英語の絵本に親しみながら、基本的なリーディングの力を育てていきます。
目安のレベル感:
| ORTステージ | 対象レベル | 読める内容の目安 |
|---|---|---|
| Stage 1 | 英語初心者・幼児 | 単語レベル・絵本感覚 |
| Stage 2 | 小学生・英検5級程度 | 簡単な文章 |
| Stage 3〜4 | 英検4級〜3級程度 | 物語らしさが増す |
📚 ORT Stage 1の構成

Stage 1は以下の2つのサブレベルに分かれています。
文章なしと文章ありです。
1. Stage 1 Wordless(無言語)
- 文章なし/ごく簡単なフレーズのみ
- 絵だけでストーリーが展開される
- 目的:絵を見て物語を想像したり話したりする力を養う
📘 例:At School / Getting Up / The Haircut
2. Stage 1+ First Sentences
- 短い文章(1ページにつき1文程度)
- 簡単な語彙と構文で日常生活を描写
- 読む練習の導入段階
📘 例:Who Did That? / Floppy Floppy / Go Away Floppy


Stage1を購入する時の注意点
実際私はStage1の絵だけのもの、WORDありのもの両方持っているのですが、英語力が低いために、逆に絵だけのものは上手く使いこなせなかったです。
英語力があれば、絵を見ながら子供に説明してあげることもできると思うのですが、
英語苦手ママはStage 1+ First Sentencesからの購入をオススメしますw
Stage 1+ First Sentencesだったら本当に簡単な英語なので読むのも全然苦じゃないです。
何度も同じ表現を繰り返すため、発語につながりますよ!
📚 ORT Stage 2の構成
ORT Stage 2は、Stage 1で英語の基本に慣れた子どもたちが、「読む力」と「理解力」をさらに深めていくためのステージです。
対象レベル
- 5歳〜6歳(イギリスのYear 1相当)
- 基本的な英単語や短い文章が読めるようになってきた段階
内容の特徴
- 1ページにつき1〜2文の簡単な英文
- 日常生活の中の出来事や会話がテーマ
- 語彙がStage 1より少し増える
- ストーリー展開があり、絵と文章がしっかり連動
サブシリーズの分類
Stage 2には、以下のような種類の本が含まれています。
| シリーズ名 | 特徴 |
|---|---|
| Stories | 日常の出来事が中心の基本的なお話 |
| More Stories A/B | 追加の物語。メインストーリーに並行して楽しめる |
| Patterned Stories | 同じ構文が繰り返される読みやすいお話 |
| More Patterned Stories | 本編のStage 2と Stage 3の間に読むと効果的 |
✅ 文章の例
Stage 2では、以下のような短くて明確な文章が登場します。
- “Biff and Chip went to the park.”
- “They played on the swings.”
- “Floppy ran after a ball.”
Stage2から普通に過去形などが出てきて、驚きました。
早い段階で過去形も実施するんですね。
Stage 2からは「読みの理解力」がより重視されていきますが、物語性が強く、子どもが楽しみながら自然と英語を吸収できるようになっています。
ORTどこで購入する?
楽天やAmazonで購入できます。
まずは「ORT ステージ別パック」の購入がまとめて安いですが、まずはStage1の6冊くらいから始めてみるのがオススメです。
子供がはまってくれるか確認してからステージ別パックなど大きい買い物をした方が無難です。
Oxford Reading Tree Stage 1+ First Words Pack(6冊セット)
私はこちらのマイヤペン対応の物を購入しました。マイヤペンで読んでもらいつつ真似したり、ペンをかざすのが面倒な時はそのまま読んだりしています。
CD付きのセットを選んだ場合ならかけ流しもできてより効果的!
ちなみにメルカリにも沢山出品されてます。私は最初メルカリで始めました。
マイヤペンがついているタイプならタッチして音声を読んでくれます。


ちなみにLiao130も実施してます。
どんな風に学習を進めている?
うちはそこまで時間がとれないのでこんな風に実施しています。
- 1日2冊読む(マイヤペンを利用する時もあり、私が読んであげる時もあり)
- 息子も真似して音読する。
- 余裕があれば絵本の内容について質問する。
絵について質問をするとより発語が増えるのですが、こちらもORTにはフォローがあります。
例えば「The Pancake」では
Why do you think the children are looking worried
などの質問集が載っています。ある程度英語が読める方はこの辺りを利用するのもGOOD!
ORT(Oxford Reading Tree)のメリットとは?


Oxford Reading Tree(通称ORT)は、息子は結構楽しんでくれていますが、メリットを整理していきたいと思います。
自然な英語が身につく
教科書的な堅い表現ではなく、日常会話で実際に使われるナチュラルな英語が登場します。英語圏の子どもたちと同じ教材なので、リアルな言葉に触れることができます。
繰り返し表現で覚えやすい
同じ構文やフレーズが繰り返し使われるため、読んでいるうちに自然に語彙や文法が定着します。英語初心者にも安心の設計です。
ストーリーが面白い
日常生活から空想の世界まで、子どもがワクワクするようなストーリーが展開されます。読み進めたくなる構成で、「読書の習慣づくり」にも最適です。
キャラクターに親しみが持てる
Biff、Chip、Kipper、Floppyなど、シリーズを通して同じキャラクターが登場。子どもたちが感情移入しやすく、続きが気になる仕掛けがたくさんあります。
レベル構成がわかりやすい
Stage 1〜9(またはそれ以上)まで段階的に進むことで、無理なくステップアップできます。保護者や先生も子どものレベルに合った本を選びやすいのが魅力です。
1話が短く簡潔するので日常に取り込みやすい
1話が本当に短くてオチありで完結するので、日常のおうち英語に取り込みやすいです。
あまり長いと読むぞ~~って気合を入れないといけないのがちょっと読もうかくらいのノリでいけます。
ORT(Oxford Reading Tree)デメリットは何?


① 英語初心者の親にはハードルが高い
文章にすべて日本語訳がついていないため、保護者自身が英語に苦手意識がある場合、最初は戸惑うこともあります。
対策:日本語解説のついたガイド本や、YouTubeでの読み聞かせ動画を活用しましょう。
② ストーリーが単調に感じることもある
Stageが低いうちは文章が非常に簡単なため、年齢が高い子どもや慣れている子には物足りなさを感じることがあります。
無理にStage 1から始めず、大きくなっているお子さんだったらStage2あたりから始めても良いかもです。
③ 購入するとやや高価
ORTはセット販売が多く、1ステージで数千円〜1万円以上する場合もあり、コスト面で負担を感じることがあります。
④絵本としての魅力としては弱い
息子は気に入ってくれているのですが、教科書感というか絵本を楽しむ、ORTが絵本として好きかという意味では個別で購入した絵本の方がやはり私は好きです。
絵本を読むわくわく感みたいなものは弱いかな
あくまで個人の感想ですw
ORTって何?どれを買う?多読を始める第一歩!のまとめ
繰り返しになりますが、ORTについてまとめていきます。
Oxford Reading Tree(ORT)は、英語圏の子どもたちが実際に使用している教材であり、日本の英語学習者にとっても多くのメリットがあります。
英語初心者のお子さんは「Stage 1+ First Sentences」から始めるのがオススメ
あまりにも簡単な場合Stage2でも十分楽しめます。
✅ ORTのメリット
- 自然な英語表現が学べる:日常会話で使われるリアルな英語が登場します。
- 繰り返し表現で定着しやすい:同じ構文やフレーズが繰り返され、語彙や文法が自然に身につきます。
- 魅力的なストーリーとキャラクター:子どもたちが感情移入しやすく、読書の習慣づくりに最適です。
- 段階的なレベル構成:Stage 1から始まり、無理なくステップアップできます。
- 1話が短く簡潔するので日常に取り込みやすい:1冊のページが短く毎日取り組みやすいです。
⚠️ ORTのデメリットと注意点
- 英語初心者の親にはハードルが高い:日本語訳がないため、保護者自身が英語に苦手意識がある場合、最初は戸惑うこともあります。
- ストーリーが単調に感じることもある:Stageが低いうちは文章が非常に簡単なため、年齢が高い子どもや慣れている子には物足りなさを感じることがあります。
- 購入するとやや高価:セット販売が多く、1ステージで数千円〜1万円以上する場合もあり、コスト面で負担を感じることがあります。
- 絵本としての魅力としては弱い:絵本としてのわくわく感は少ない。
色々メリットデメリットありますが、子供が気に入ってくれたら教材としては最高じゃないかと思います!
是非、一緒に英語絵本の多読がんばってまいりましょ~








